エイレベル宮崎店の吉田です。
ジョルジオスタメッラのストリンガ(革帯)を販売し始めて、早一年。
BVLGARIやダンヒル、フェラガモ、その他にも大事にしているベルトがバックルはそのままで、革帯だけを交換して「また使える!」「復活した!」などの喜びの声を多く頂いています。
その中で今回、私の友人から相談をうけたベルト交換のエピソードをお話しています。
HERMESのベルトを復活させる
ある日、友人から電話で「ベルトの革帯だけ販売してたよね」と尋ねられたので、もちろん販売していると答えたのですが、そのベルトの交換をしたいもののバックルがどのような形状のものか質問すると、誰もが憧れるHERMES(エルメス)のベルトでした。
ブランドロゴの頭文字「H」をモチーフにしたコンスタンスHベルトです。
さすがはHERMESのベルトと言うほど高額な商品です。
このベルトの革帯交換は、正規店でも交換してくれるのですが、
調べによると税抜58,000円もするそうです。
さずがにこの価格だと正直、諦めてしまおうかと思います。
Hベルトのバックルの形状は、うっすらと覚えており通常のバックルとは少し違いがあるのですが、いくつかの問題点をクリアできればジョルジオスタメッラのベルトで対応できるはずだと思い、友人にベルトを持ってきていただきました。
Hベルトの革帯とのサイズの違いと適合デザイン
Hベルトに使用されている革帯の幅は3.3cmとなります。
ジョルジオスタメッラの革帯の3.0cmを使用する為、若干細見に見えますが支障はありせん。
ジョルジオスタメッラのストリンガ(革帯)は進化をし続けており、以前からあるデザインでも厚みが増したものがあるので、厚みがあるものだとHバックルのピンの長さに対応できなくなってしまいます。
バックルのピンには差し込めても、その後の腰回りに合わせたホールの部分にしっかりと差し込む事ができません。
Hバックルに現在のストリンガ(革帯)で推薦するモデルは、デューンとサフィアーノの2種類となります。
Hベルト復活までの作業
ではHバックルに対応するために、バックル裏のピンに差し込めるホールを専用工具を使って同じサイズのホールを作ります。
次にベルトをご使用される方の腰回りに合わせてベルトの調整(カット)を行います。
そうすると、切れ端部分には、コバ塗りとステッチを施してあげる必要があります。
もちろん必要ないと感じる方は、切りっぱなしでも良いのかも知れませんが、HERMESのベルトと同じような状態にするには必要性があります。
この作業を完成させることで、HERMESのベルトが復活してまた愛用できます。
※この作業には、ベルト代金と別途2,000円程の料金が発生します。
詳しくはエイレベル宮崎店舗まで→0985-32-8872
ジョルジオスタメッラのストリンガ対応バックル
今回は、HERMESのバックルでご紹介しましたが、その他にも対応できるバックルの見分け方をお伝えします。
まずは、バックルを固定するためのツメが付いている基本的なバックル。
そして、差し込み式のピンがついたバックルでも、ベルトを外す機能が備わっていれば問題なくストリンガ(革帯)に対応できます。
更に上記の写真のように裏からネジで留めているタイプでもOKです。
このようにご紹介しているバックルでも、ストリンガ(革帯)の幅が合わない場合は対応出来ない事もあります。
ストリンガ(革帯)は、幅3cmと3.5cmを現在ご用意していますので、ベルト差込口の幅を計っていただくか、お持ちのバックルに対応できるかなと不安な方はエイレベル宮崎店までバックルを持参の上、ご来店下さい。
HERMESのHベルトに対するサービスはエイレベル宮崎店のみの対応となっておりますので気軽にお電話でのご質問等、受け付けております。
☎ 0985-32-8872 まで気軽にご連絡下さい。
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