ヴァレクストラの財布の特徴と魅力とは?
エイレベル宮崎店スタッフです。
今の時期は財布を買い替える方も多いですよね?
様々なブランドがある中で、品質重視でシンプルなデザインが好きな方にご紹介したいブランドがあります。
それは、(Valextra)ヴァレクストラ です。
皆さんはヴァレクストラというブランドをご存知ですか!?
ヴァレクストラ(Valextra)は世界最高峰のレザーブランドである事を
皆さん覚えていて下さい。
1937年より、イタリア・ミラノの地で、
ジョバンニ・フォンタナという男性により創設されたブランドです。
当初はレザーの小物を中心に製造していましたが、
10年後には、カバンの製造もスタートさせています。
第二次世界対戦後、カバンの評判がミラノだけではなく、
イタリア中に広まり始まりました。
なぜ良い評判が広まり始めたかというと、
次の項目が理由です。
ヴァレクストラの商品は丁寧な縫製、
美しいコバは光沢感のあるラッカー仕上げされている。
洗練されたデザインでラグジュアリー感に溢れている事です。
今日では、イタリアの「エルメス」とも呼ばれているのです。
私もヴァレクストラの商品を見てシンプルでロゴも無いのに
凄く品格があると思いました。
コバ?
コバとは漢字で書くと木端と書きます。
裁断面が木の切れ端のように見えることが由来です。
コバとはすなわち革の切った断面(革製品の端っこ・切れ端・切り口)のことです。
強い革の場合は無処理の場合も多く切りっぱなしの商品もあります。
ですが、財布やバッグなどの繊細な製品には、耐久性を持たせるためにも、
コバの処理が必要です!
言い方を変えれば、コバを見ればその商品のクオリティーが分かると言っても過言ではありません。
コバは品質を図るバロメーターみたいなものです。
主な処理方法は3つ!
薬品を塗り込みながら、ヤスリで削ったり磨いたりする「コバ磨き」途中で何度か乾燥させるため、手間がかかますが、仕上がりは自然になります。
「ヘリ巻き」は薄いテープを使ってクルッと革を巻き込む方法です。この場合は職人の高い縫製技術が必要とされます。
そして、ヴァレクストラが主に採用している処理方法が「コバ塗り」です。
ニスか顔料、染料等のコーティング材を塗って、滑らかに仕上げていきます。
ヴァレクストラでは「COSTA」と呼ばれる独自に配合した塗料を、
何度も塗ります。
そのコバは数年経っても剥げたりせず美しさを保つと高いく評価されています。
上品で艶やかで、ベタっとした重苦しさもなく、ヴァレクストラのコバの仕上がりは、まさに職人の技術の技量を示すものそのものです。
コバの仕上がりはブランドのクオリティーに通じるものだと感じます!
ヴァレクストラオリジナルレザー
ヴァレクストラオリジナルのVLレザー(特殊コーティングされたグレインレザー)は、しなやかさ・高級感を保ちながら、非常に高い耐久性を実現しています。
爪で引っ掻いても後が残らずキズにも強い事がわかります。
ヴァレクストラの財布は他のレザー商品に比べると軽く、開口部は大きく開くのも特徴です。
ヴァレクストラの製品もやはり牛革が主な原料です。
牛革の主な種類
牛革といっても、様々なものがります。
使用している部位によっても質感なども変わります。
少しレザーの名称別に、簡単にいくつかご紹介します。
カーフ
生後6カ月以内の仔牛の革です。
成牛に比べて非常にキメが細かく、滑らかです。
触った感じもとても柔らかく、薄い素材です。傷も少ないという利点があり、そのぶん貴重とされ、高価です。
主にレザーバッグや革財布などに用いられていますりす。
キップ
生後6カ月から1年以内の子牛の皮です。
カーフより成長しているため繊維の密度が増し、薄くても丈夫になっています。
しっとりとした柔らかな風合いはありますが、キメ細かさではカーフにはやや劣ります。
カーフについで上質で、高級紳士・婦人靴として人気があります。
カウハイド
生後2年以上の出産を経験したメスの成牛の皮で、雄牛よりも厚みがなく、キメはキップとステアの中間くらいです。
出産経験があるため、腹部の皮が伸びやすく、キメがやや粗くなっています。
靴、バッグ、ジャケットなど様々な形で利用されています。
ステアハイド
生後3~6カ月に去勢され、2年以上経ったオスの成牛の皮です。
去勢されたことにより、気性がやや穏やかになり、傷が少ないというメリットがあります。
厚手で、耐久性に優れているのが特徴です。
非常に使い勝手がよく、流通量も多いため、素材が「牛革」の場合は、ほとんどがステアハイドが使われています。
ブルハイド
去勢していない繁殖用のオス牛で、生後3年以上育った成牛の皮です。去勢していない為、傷が多く、キメは粗くなりますが、雄らしい硬さ、厚み、丈夫さが特徴です。また、体の面積も広いため、多くの皮がとれます。
用途としては、作業用の靴や靴底など耐久性を求められるものに仕様されます。
産地ではヨーロッパが最もキメ細かく、繊細な革を生み出すとされています。
ヴァレクストラの革も製品によって、産地を厳選しています。
日本でもいくつか店舗はありますが、
日本での知名度は少し低いように感じます。
でもこれはブランドのスタンスが多分に影響しているはずです。
広告を出すよりも「いいものを理解して買ってもらいたい」
という理念もあるのかもしれません。
ヴァレクストラの製品で表面には、ブランドロゴすら入っておりません。
もし、誰かがヴァレクストラを持っていたとしても周りから見ると、
おそらく気づいていないと思います。
とは言っても世界においてエルメスと並ぶほどの
品質を認められるブランドであり、極上です。
ホントに良い物を使いたいという人には
とてもオススメのブランドだと言えます。
良い商品には、オーラがあります。
私たちの店舗でも、ヴァレクストラをご存知でないお客様が
初めて手にした時に、「こちらの商品は良いですね」
「それなりのお値段がしますよね?」などの声を耳にします。
パッと見ただけで良い商品であるという事が伝わっているのだと思います。
まとめ
様々な有名ブランドがある中で、人とは違う物が好きで とことん品質重視の商品を探している方にはヴァレクストラはオススメブランドだと私は感じました。
価格は少し値を張りますが、
一目ではわかりにくいブランドが好きでさりげなくブランドを
主張したい方にオススメです!